桜蔭ママの【優秀な子が不合格になる理由】
こんにちは。桜蔭ママです。
桜蔭学園の中学受験は算数で決まる!と言っても過言ではないでしょう。
何故かと言うと、桜蔭学園を受験する実力のお子さんは
他の科目、国語・理科・社会では ほぼ差がつかないからです。
桜蔭学園の受験問題の算数には、
その子の能力のすべての総合力が反映します。
総合力とは、考る力・解く力・状況判断力・精神力・体力などです。
今まで勉強したものをベースとした上で、
公式に当てはまらない自分で考える上質な問題が出るのです。
ここで大切なのが時間配分です。
ここを間違えてしまうと、
【優秀なお子さんが不合格】になり易い落とし穴にはまってしまいます。
私は【優秀なのに不合格】になってしまったお子さんを何人か見てきました。
*その理由と対策について、次の順序でお話ししますね。
①優秀なお子さんは『出来なかった経験があまりない』から危ない!
②優秀なお子さんは『時間配分が苦手』 ③優秀なお子さんは『プライドが邪魔をする』 ④優秀な子は『諦められなくて』 ⑤桜蔭学園の中学入試テスト算数の場合 ⑥優秀な子が不合格にならない為の対策 |
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①優秀なお子さんは『出来なかった経験があまりない』から危ない!
あの子は絶対に第一志望校に合格するわよね~
と言われていたお子さんが何故か不合格になるケースって
結構あるのです。
それは何故か・・・
優秀なお子さんは今まで
*出来なかった事があまりない
*テストで時間が足りなかった事があまりない
*大体スラスラ解けてきた
*試験中に出来なくて焦った経験があまりない
*出来て当たり前と思っている
*出会った事のない問題に弱い
*実は考える力が育っていなかった
②優秀なお子さんは『時間配分が苦手』
優秀なお子さんは、今まで ほぼどの問題もすんなり解けてきたはずです。
ですから、解けない問題に遭遇した時、
「絶対に解けるはず!」と解けるまでそのに固執してしまう場合が多いのです。
そうすると、他の問題にかける時間が少なくなり、
解ける問題、点数が確実にとれる問題に時間をかけられなくなってしまうのです。
③優秀なお子さんは『プライドが邪魔をする』
優秀なお子さんは、「自分は絶対解ける」という自信があります。
ですから、解けないととても焦ってしまいます。
焦るなんてことあまり経験した事ないんですよね~
それも本番となると気持ちが動転してしまう事もあるのです。
④優秀な子は『諦められなくて』
出来ない問題に沢山遭遇しているお子さんは、
『諦める』ことや引き際が上手に出来ます。
出来ない問題の中から、出来そうな問題を探すのが上手!
でも優秀なお子さんは
『私に出来ない問題なんてない』と、頭のどこかで想っているんです。
ましてや本番では、周りも優秀でスラスラといている、
全部解けなくては・・・と諦めないで頑張ってしまうのですね。
⑤桜蔭学園の中学入試テスト算数の場合
桜蔭の算数は大きな問題が5代前後出題されます。
そして、必ず考え込んでしまう問題が隠されているのです。
それが、最後の問題ではなく、途中の問題にあるのです。
ですから、必ず出来そうな問題から解いていきましょう。
じっくり考えなくてはいけない問題は一番最後に回しましょう!
これが桜蔭学園の入試の1つの大きなカギになります。
⑥優秀な子が不合格にならない為の対策
その大切な時間配分の事をお子さんは知っているはずなのですが、
中学受験当日はお子さんはもしかすると忘れてしまっているかもしれませんね。
そこは、しっかりしたお嬢さんと言えども、12歳のお子さんです。
ですから、お子さんが試験に向かう時、一言言ってあげると良いと思います。
「解けそうにない問題は後に回して、時間配分が大事よ」と。
100点とらなくていいんですよ。
70点で良いんです。
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娘が桜蔭学園を受験する日、颯爽と試験に向かう時に私は言いました。
「算数は時間配分に気を付けてね!解けない問題があったら後回しにして、
最後にゆっくり考えるといいわよ!わかっていると思うけれど・・・」
優しく柔らかく言ってあげてくださいね。
桜蔭学園を受験するお子さんがベストを尽くせますように祈っております。
*TBSドラマ「下剋上受験」が始まりましたね。原作本です。TVで現れてない心情が細かく読み取れます。
*SAPIX・日能研・四谷大塚出身の先生方が個別に勉強をみてくれます。