どなたかのお役に立てれば幸いでございます^^
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桜蔭学園はご存知の通りの素晴らしい進学率ですので、さぞ厳しい勉強漬けの毎日だと思われるかもしれませんが、
穏やかな笑い声があちらこちらから聞こえてきます。そしてとってもおっとり。我先きにという考え方はどこにも見当たりません。
アトラクションが上がったり下がったりしているのが見え、キャーキャーという叫び声が聞こえてきます。
それでも誰一人窓の外を見ている生徒さんはいません。
その瞳は黒板に集中しています。不思議なくらいの一体感が生まれます。
授業をなさる先生は、生徒さんたちの熱い視線を感じながらも、やはり穏やかに講義を進めて下さいます。
御茶ノ水女子大出身の先生方が多く、やはりおっとりされています。
心から学ぶ事がお好きな先生が多く、受験の為とか点数をとる為というよりは、学び知る事の楽しさ素晴らしさを教えて下さるのです。
このような姿勢こそが桜蔭の特徴かもしれませんね。
もう一つの大きな特徴は、桜蔭では生徒同志を比べたり競わせたりしないのです。
能力別のクラス編成もありません。高校生になると自分で選択する英語のクラス分けがあるくらいです。
自分の進みたい進路で英語の難易度を自分で決めて学ぶのです。
などの選択の仕方です。
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元々桜蔭に合格し入学する生徒さんはどの様にお勉強してきたお子さんでしょうか?
それにはある共通点があります。
それは、勉強を勉強と思っていないお子さんたちなのです。
自然に本を読む。楽しくて算数の問題を解く。小説を読むように国語の読解問題を解く。遊ぶように理科の実験をする。
歴史マンガを読みだすと止まらなくなる。
私の娘もそうでした。定期テストが終わったら真っ先にしたい事が本を読む事でした。
1日も2日も読みふけっていました。
わざわざお勉強をしましょうと意識してするのではなく、学ぶ事の中に生活と喜びがあるのです。そして、お友達が楽しい事を学んで極めていれば、新しい興味も沸いてきます。
これこそ「素晴らしい環境」の成せる技ですね^^
そんな桜蔭生の中にも 高校生のお年頃になるとピアスをしたり、スカートを短くしたりの生徒さんがちらほらでてきます。。
でもそれは何故かと言うと・・・・・・・・・桜蔭の生徒さんならではの想いと抵抗があるのです。
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このようなエピソードがありました。
それは娘がまだ中学生の時の事です。
少し目立つくらいスカートの短い派手に見える生徒さんがいました。
数人います。
私はその外見だけで判断してしまいました。きっとお勉強に行き詰まりストレスが溜まって反抗しているのではないかしら?と。
そのお嬢さんは高校3年生の生徒さんで、受験もまじかの頃です。
なんと!その生徒さんは東大法学部文一に合格したのです。
外見をそのようにしていた理由は、ギャップを楽しんでいたというのです。
あっぱれ!でした。
その生徒さんには「桜蔭」という名が 重たかったようです。
勉強していそうにない外見と優秀さとのギャップ!
「桜蔭生」は「優秀で当たり前」というプレッシャー常に闘っています。
この事実があってから、私は高校生の外見だけでは判断出来ない事を知りました。
スカートを短くしてもピアスをしても、生徒の本質を信じて下さる先生方が包容力があるのですね。
後でお母さまにお返しする事になっているようです。
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このように実際の桜蔭ワールドは至って穏やかなわくわくした毎日。
そして自分の進みたい進路をゆっくり考え友人と語り合い、決めていきます。
決して成績から進路を割り出すのではなく、自分がなりたい未来から、今自分がどこの大学に行くべきかを考えるのです。
努力すれば叶えられない夢はない・・・という自信があるから。
桜蔭のシンボルである 大きく凛とした桜の木が今年も新しい中学1年生を温かく迎えてくれる事でしょう。
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昨日久しぶりに 娘は桜蔭の友人との集まりに参加してきました。
1人の友人が転勤で3年ほどニューヨークに行くので、そのお別れ会でした。
帰って来た娘は改めて桜蔭の友人の特別な人間性に感動していました。
在学している時にはまだ子供で気付かなかった事なのです。
女子会と言えば、日頃のストレスや愚痴などが会話の主流になりがちですよね。
でも昨日の女子会では全くそのような会話はなく、皆 全くの自然体。
自分のやりたい事を、送りたい人生を淡々と送っているのです。
ですから不満やストレスがないのです。
医師として活動中の友人・東大を卒業して結婚してから医学部に入りなおした友人・ニューヨークの転勤も気負いなく行ける友人
そう!女性が自分の夢ややりたい事を諦めない先端を行っている友人たちです。
娘は素晴らしい友人たちの空気に触れて、改めてこれからの人生を仕切りなおす事でしょう。
中高一貫校ならではの友情であり、青春時代を共にした仲間は宝物です。
可能であれば是非中高一貫校を目指されることをお勧めします。
お子様に与えてあげる一番の財産は、より良い環境でありより充実した時間だと思います。
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