桜蔭合格発表の日に娘が泣けなかったのは私のせいでした。

こんにちは、桜蔭ママです。

2月1日、未明の雪で交通の乱れが心配でしたが、晴れて良かったですね。

明日からあちこちの私立中学校で合格発表があります。

昔は各中学校で合格発表は掲示されドラマも生まれましたが、

今はインターネットの合格発表で、静かにその時を迎えられてこれもまた良いですね。

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私の長女の桜蔭合格発表に日、主人と私と娘の3人で桜蔭坂を上っていきました。(この坂を下る時にはどんな気持ちなのだろう~)と思いながら上っていきました。

主人は緊張を隠し切れずに、何だか挙動不審。。。

娘は全くいつも通りでした。(ま~大丈夫だと思うよ。あれだけ出来てダメならしょうがないよ)なんて!一番大人でした。

中学受験を経験した娘は、いつの間にか精神的にもたくましくなっていました。

 

桜蔭坂を上りきると、すでに沢山の人が合格発表を待っていました。

私の心臓は本当に飛び出しそうでした。

娘は私の腕を握りしめました。パパはどこに行ったのか?姿が見えず。

 

2人の担当の先生が合格者番号の書かれた紙を貼った瞬間

「あった~!」というちょっと恥ずかしい叫ぶような声!

ほぼ同時に私は娘の受験番号を見つけ号泣していました。

 

 

 

あれ?娘は?泣いてないの?

取り乱す私の隣で「ママ大丈夫?」と。ただニコニコしていました。

 

そして、「ママ有難う。ママのお蔭よ」なんて言うではありませんか。

そうしている間に一緒に受験したお友達や、塾の先生が集まってきて、皆で喜びを分かち合ったのでした。

 

 

あれ?パパは?いました!私より泣き虫でアニメを見ても泣いてしまう純粋な

パパは、ぐちゃぐちゃになった顔でそこにいました。

 

「パパ、真っ先にあった~!って言ったのパパでしょ!」と、娘。

「え!あのちょっと恥ずかしい一声、パパだったの?やだ~」

 

「それにしても貴方、良く泣かずにいられたわね」

「だってママの泣き方見てたら泣けなくなってしまったのよ~」

「え!そうだったの?ごめんね」

 

桜蔭坂のふもとから頂上までの間には、いくつもの親子の物語がある事でしょう~

帰り道、桜蔭坂を降り切って東京ドームホテルに行けば、そこはまったく別世界。

 

あ~これから娘はこの坂を何回の上り下りするのでしょう~

どんな想いで歩くのでしょうか?

 

○○年前の私は2月3日桜蔭の合格発表の日、それまでの人生で一番嬉しい1日でした。

最後までお読みいただきまして有難うございます。

お読み下さった皆様が桜蔭という素晴らしい学び舎で過ごす事が出来ますように祈っております。

 

 

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