こんにちは、桜蔭ママです。
中学受験は生れて初めてお子さんが自分だけの力で登る山ですね。
今日は「合格後も伸びる子にするには」というお話しです。
①中学受験のお勉強は合格するだけのものであってはいけません。
どんなに素晴らしい中学校に入ったとしても、
それで将来が約束されるわけではないからです。
とかく、志望校に合格する事がゴールであると思いがちですが、
それは違うんです。
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②中学受験勉強の仕方が、中学生以降の人生を決定付けてしまう事になります。
中学受験勉強をする中で
*自主的に勉強する事
*今何をどう勉強すればよいかを自分で考えられるようになる事
*学ぶ事の楽しさを知る
中学受験と同時にこれらを身に付ける事が
お子さんの中学入学以降の6年間にとても大切なのです。
③中学入学は、自分の足だけで歩いて行く人生の始まりです。
*その時、歩き方がわからなかったらどうなるでしょうか?
*どっちを向いて歩くか決める力がなかったらどうなるでしょうか?
*いつもお母様に全てを決めてもらっていたらどうなってしまうでしょうか?
理想とする中学受験生の姿は・・・
中学受験という山を 自分で決め、自分の力で登ったお子さん。
中学受験という山で登ったり下ったり、転んでは自分の力で起き上がったお子さん。 中学受験という山の途中で泣いたり笑ったりしたお子さん。 頂上に着いた頃には自分で山に登る達成感・やりがい・自信が身に付いています。
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しかし一番いけない中学受験生は・・・
中学受験という山に強引に連れて行かれ、手を引っ張られ、何の為に登るのかもわからず、 頂上に行く事だけを強いられたお子さんはどうなるでしょうか?もう山なんて嫌だ!ただ苦しいだけで何の為に登るのだろう?勝手に決めた親は自分の事を見ていない! 見ているのは頂上だけ!このような余裕もなく、されるがままに中学受験を終えたお子さんは中学に入学しても伸びない子になってしまう危険があります。 |
同じ中学校を入学したお子さんたち、実は知らぬ間に
中学受験勉強をしている間に
これだけ違った心を持って
学校生活がスタートする事になるのです。
④私の娘の小学校の時のわかりやすい例をお話ししますね。
男の子の中には低学年の頃から100点ばかり取っている子が何人かいました。
全ての科目で良く出来、しかも良い子なのです。
学校でも塾でも良い成績で模範生。
皆から羨ましがられてママさんも大得意です。
私もその当時、「なんてすごいのかしら?」と思いつつも、
「ちょっと子供らしくないな~。子供の意思だけでこんな風になるはずないし、だいぶ、お母さんの熱が入っているのではないかしら?」
今まで多くの子供の教育に携わってきた私にはそう思えたのです。
「お子さんが本当に学びが好きで無理なく進めているのなら良いけれど」
と半ば心配で見ていました。
その子たち数人は中学受験志望校の開成に見事入学しましたが、
その後6年間の中高生活の中で まったく名前や噂を聞かなくなりました。
大学もどこへ行ったかわかりません。
それは、私が心配していた通り、中学に入ってから伸びなかったのですね。
中学受験勉強の仕方が間違っていた為に中学入学後に勉強についていけなくなってしまったのです。
中学受験という1つの山を自分で登っていたのではなかったからなのです。
④中学受験の勉強をしている間、そのやり方を間違えると、
お子さんは「指示待ち行動」になってしまいます。
*塾に行けば「はい、このプリントやりましょう」
*家な帰れば「はい、この問題やりなさい」
お子さんは、今何をやるべきかを考える前に、与えられてしまうのです。
こうして間違った間違った勉強の仕方をし、お子さんを「指示待ち症候群」にしておいて、
中学に入学すると途端にその手を放してまいます。
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「指示待ち症候群」の子は、中学入学後、何をしたら良いかわかりません。
わからないまま、1回2回と定期テストが終わり、今まで優秀といわれていたプライドがガラガラと崩れていってしまい、
自信を失ってしまいます。
そして、「指示待ち症候群」だったお子さんは
成績が良くなるためにはどうしたらよいかもすぐには考えられないのです。
⑤中学受験という初めての山に登りながらお母様がすべきことは?
「頂上に上手に早く登る方法」を先に教えるのではなく、
お子さんが困って考え、わからず、振り返り、ママさんに頼ってきた時に
初めて手を差し伸べていただきたいのです。
*答えを教えるのではなく、答えを導く方法を教えてあげて下さい。
中学受験勉強の中で勉強の仕方を習得しておけば、
中学入学後も自分の足でドンドン歩いて行きます。
次のもっと高い山を自分で探し、自分で登ります。
見守ってくれるママさんがいるからこそ、お子さんは安心して羽ばたく事が出来ます。
羽を休めるお家があるから、学校で精一杯活動出来ます。
思いやってくれる家族がいるから、お友達を思いやる事が出来るのです。
理想は「肝っ玉かあさん」です。
どんな事があろうが、動じず、冷静に考え立ち向かってゆく強さをもち、
我が子を信じて見守る事のできるお母さんです!
全ての中学受験生がベストを尽くせますように!
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