こんにちは、桜蔭ママです。
中学受験生は10才~12才までの子供たちが自立心をもって勉強して
合格を手にする世界です。
その塾通いでの小さな世界で子供を進歩・成長させるには、
友人&ライバルの存在が一番なのです。
*その理由を5つにまとめてみました。
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- ①ライバルに負けたくないという気持ちで競争心が芽生える
子供たちは小さな塾のクラスの中で自分と同じくらいのライバル的存在を
見つける事が上手です。
そしてそのライバルをとてもよく観察します。
あの子になら勝てる!負けたくない!
という気持ちが芽生えます。
- ②ライバルの良い所を真似して伸びる
いつもライバル的存在を意識して見ているので、
はっと気づく事があります。
・ノートをキレイに書いている
・ちゃんと復習をしている
・自分より勉強しているみたい?
・すごく真面目に授業を受けている
・合格したい学校があるようだ
など、自分にない良い所を発見すると、
真似して、自分もそうなろう・・って思うものです。
これは、親が「ノートをきれいにとりなさい!」
と言うより、ずっと効果があります。
自分で気付いた方が良いという事ですね。
- ③ライバルは身近な目標になる
まだどの中学校を受験するかはっきり決まっていない場合は
身近な目標がありませんね。
そんな時、身近にライバルがいると、中学受験に合格するというより、
あの子に負けたくない、あの子より良い点数を取りたい!
あの子に負けたら悔しい・・・と思う身近にある目標や気持ちが
勉強のやる気をかきたてるのです。
- ④ライバルも頑張っているから自分も頑張れる
ライバルも頑張っています。おちおち負けてはくれません。
追い付けそうで勝てなかったり、
ライバルが頑張ってくれるから、抜きつ抜かれつしながら、こちらも頑張れるのです。
- ⑤ライバルがいつの間にか心の拠り所になっている
ライバルを意識して頑張っているうちに、ライバルとの心の中での戦いが
心地良くなってきます。
そして、ライバルがいたからこそ自分も頑張れたのだと、ライバルを有難く思い、
とても近い存在に感じられます。
いつしか、ライバルが最高の親友になり、一緒の学校に入学したいと強く思ったりし始めるのです。
まとめ
私たちにも覚えがありますよね。
ライバルがいると頑張れる!という経験が。
子供たちのライバルはもっとピュアなものです。
なので、ライバルという言葉では片づけないで欲しいのです。
ライバルという言葉は、あまりいい印象には聞こえませんよね。
中学受験におけるライバル的存在は、「最高の仲間」です。
そして、この「最高の仲間」が、もしかすると一緒の親友になる事もあるのです。
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私の娘が中学受験勉強をしていた時、塾の同じクラスの仲間は
ある意味「ライバル」ですが、「最高の仲間」でした。
「最高の仲間」が居たからこそ塾に通う事がとても楽しかったのだそうです。
塾に行けばみんな頑張っている。私も頑張ろう・・と思えたそう!
その中でも、家が近いMちゃんとは、塾に行く時も一緒、
帰りも一緒でした。
6年生の夏からは、苦手分野を同じ家庭教師の先生に教えてもらう時期もありました。
終わった後は、お互いの家で夕食を一緒に食べたりもしました。
娘は桜蔭に、Mちゃんは女子学院に合格し、別の中学校になりましたが、
何かにつけてその後も励まし合っていける一生の大切な友人です。
この絆は、中学受験という目標を一緒に達成したという絆です。
中学受験は、このような理由で一生の財産になるのです。
お子さんとライバル、共に成長していく大事な関係なのです。